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太陽と月の神話189 月姉さんに愛される太陽妹(中国・漢) [太陽と月の神話]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回は中国は漢の時代に伝わったといわれる太陽にまつわるお話です。

天に高く輝く太陽と月は、義理の姉妹。
太陽の兄が、月の夫なのでした。
ふたりは「月姉さん」「太陽妹」と呼び合って、
それはそれは仲良く、一緒に天を動いていたのです。

あるとき月姉さんが言いました、
「私たちが一緒に天を動くから、
夜になると真の闇になってしまう。
別々に動いたほうがいいのではないかしら」と。

太陽妹は、兄嫁である月姉さんの言葉を尤も至極だとうなずくと、
月姉さんはさらに言いました。
「太陽妹よ、あなたは未婚の娘。
一日中、みんなの前に顔をさらすのはよくないわ」。

太陽妹は、自分を見ようとする人の目を針で突くから
心配しなくてもいいと伝え、
ふたりは別々に行動するようになったのです。

しかし月姉さんは、太陽妹の賢さを懐かしみ、
しょっちゅう太陽のあとを追いかけるのです。
そして29日目にはようやっと追いついて、
ふたりは別々の時間に起きたことを語り合います。
そしてまた別れ別れで動く、というわけです。


参考:『太陽と月と星の神話』三弥井書店



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太陽と月の神話 第188回 変若水(おちみず)と死水 [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回は、宮古島に伝わるお話をご紹介します。

昔、太陽と月が人間に長寿の薬を与えようとして、節祭(しつ)の新夜に
アカリヤザガマという男を使者として遣わしました。
アカリヤザガマは一方に若返りの水である変若水(おちみず)を
もう一方に死水をいれた二つの桶を担いで下界にくだっていきました。

この男は「変若水を人間に、死水は蛇に浴びせるように」と命令されていました。
ところが、途中で小便をした間に蛇に変若水を浴びられてしまって、
しかたなく人間に死水をあびせて天に帰りました。

それで、怒った天道様は、この男に罰として、
桶を担いだまま月のなかにいつまでもたっているように命じました。

このときから蛇は、変若水(おちみず)を浴びたおかげで
脱皮して生まれ変わっていつまでも長生きできることになり、
死水を浴びた人間は、死の運命をもつことになりました。

ただ、神様が人間を憐れみ、永久の生命でなくても、
多少の若返りはさせてやろうとして、毎年、節日の祭日に向かう夜に
天から若水がおろされるのだそうです。
それで、今でも、その祭日の明け方に井戸から若水を汲んで、
家族みんながそれをあびるのだそう。

参考文献 世界神話事典 創世神話と英雄伝説 角川ソフィア文庫

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太陽と月の神話187  太陽、魂を吹き込む(トリンギット族) [太陽と月の神話]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回はアラスカのトリンギット族に伝わる太陽の神話です。

遠い遠い昔、この世には何もなく、誰もいませんでした。
誰もいないとはいっても、1羽のワタリガラスはいたのです。
そのワタリガラスは素晴らしい力を持っていて
地上のすべてのものを創り出しました。
人間はもちろんのこと、山や川、あらゆる動物や鳥、魚、木々、岩、風までも!

ところが、せっかく創ったにもかかわらず、
それらはまったく動きませんでした。
まるで凍り付いたかのように、ビクともしないのです。
というのも魂が入っていなかったから。

そこでワタリガラスは1羽の若いタカに
火の玉、つまり太陽を取ってくるようにと命じました。
とても危険な話ではあったけれど、タカは命に従いました。
そして熱に身を焼かれ、熱さと痛さに泣きながらも、
ようよう火の玉を持ち帰ることができたのです。
そして、火の玉の炎を、この世のあらゆるものに投げてやりました。

すると、すべてのものに魂が吹き込まれ、
動物や鳥、魚たちは生き生きと動き出し、
木々はすくすくと伸びていったということです。


参考:「森と氷と鯨-ワタリガラスの伝説を求めて」星野道夫(世界文化社)




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太陽と月の神話 第186回 二月男 [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回も前回に続き、フランスのお話をご紹介します。

昔、すごく欲張りな男がいました。
儲けを増やすためなら、昼も夜も日曜も祭日もなしに働いていました。
ある日、神様がおっしゃいました。

「男よ。おまえは私の命令に背いている、過ぎたことは仕方がない。
これまでの罪は許そう。今後はもっと分別をわきまえなさい」

しかし、男は神様の忠告に従いませんでした。
次の日曜日は何ごともなく過ぎ、そのつぎの日曜も無事にすぎました。

でも、三度目はそうはいきませんでした。
茨の束を背負って、森から戻る途中、男は神様に会いました。
「おまえはまた私の命令にそむいた。罰として、おまえを閉じ込めることにしよう。
太陽と月とどちらかを選びなさい。
「太陽は燃え、月は凍えるぞ」

男は月を選びました。
そこで神様は男を茨の束もろともに月に閉じ込めました。
そのことが起こったのは二月でした。
なので、男は二月とよばれていました。

満月になると男の影と薪の束の影をみることができる。
二月男は神様が命じたときに休もうとしなかったから、
男は審判の日まで天空の月の中で回っていることになったのです。




参考文献 太陽と月と星の民話 日本民話の会・外国民話研究会編訳 三弥井書店


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太陽と月の神話185  太陽を救う兄妹(中国・トン族) [太陽と月の神話]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回は中国トン族に伝わる太陽にまつわるお話です。

昔、太陽は沈まず、一年中が明るい春のようでした。
人々は満ち足り、太陽を宝物そのものだと思っていました。

そのころ、地下には人を食う悪魔シャンジュがいました。
シャンジュは太陽を見ることを最も恐れていました。
というのも太陽に照らされると何も見えなくなり、一歩も歩けなくなるから。
そのため太陽を心の底から憎んでいたのです。

シャンジュは999人でようやっと抱えられるほどの太い鉄のこん棒を作り、
ある日、このこん棒で太陽に殴りかかりました。
太陽はかけられている金のカギから外れ、天から落ちてしまいました。
とたんに世界は真っ暗闇に…。
そしてシャンジュは暗闇の中で人間を食い荒らしたのです。

兄クワンと妹メンは、人々と相談し、太陽を見つけ出して、
天に引き上げることにしました。
兄クワンは長い長い杉のはしごを作りました。
妹メンは、太陽を吊るすための麻縄を作りました。

妹メンはさんざん歩いた末に、太陽を見つけることができました。
ところが嬉しさのあまりに笑い出したその声は
悪魔シャンジュの耳に届き、食われてしまったのです。

兄クワンは太陽をかけていた金のカギをさがし出し、
縄を通して、天のはしごを伝って地上に降りてきました。
こうして太陽はようやく天に引き上げられたのです。

悪魔シャンジュは、太陽の熱く明るい光に目を傷めつけられ、
地下へと潜ろうとしましたが
人々は一斉にシャンジュに殴りかかり、
この悪魔を撃ち殺してしまいました。
こうして人々にまた幸せな日々が戻ったということです。


参考:「太陽の月と星の民話」日本民話の会・外国民話研究会/三弥井書店



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太陽と月の神話 第184回 月の中の悪魔 [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回は フランスのお話をご紹介します。

フランスのイール・エ・ヴェレーヌ県では、
月の中の男は時として悪魔だとされているそう。

悪魔は熊手の先に地獄に堕ちた人を刺し、
釜に投げ込もうとしているのだとか。

また、悪魔が地獄の火を焚くために薪を集めているのだという
言い伝えもあるそうです。

参考文献 太陽と月と星の民話 日本民話の会・外国民話研究会編訳 三弥井書店


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太陽と月の神話 第183回 潮の満干をおこす巨人 [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回は ドイツのお話をご紹介します。

ラントゥームの人々はこういっています。
月の中にいる男は巨人。
巨人は満ち潮のときは背中を丸めて立っているそう。
水を汲んでは、大地に降り注ぎ、満ち潮を引き起こしているから。。。
引き潮のときは巨人はまっすぐ立って仕事を休んでいるそう。
だからまた水がひくのだとか。。




参考文献 太陽と月と星の民話 日本民話の会・外国民話研究会編訳 三弥井書店


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太陽と月の神話182  二郎神、9つの太陽を抑え込む(中国) [太陽と月の神話]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回は中国に伝わる太陽の神話です。

その昔、空には太陽が10個出ていました。
そのため昼も夜も強烈な日差しにさらされて、
草木は枯れ果て、人間も動物たちも生きてはいけず、
地上は荒れ放題に荒れてしまいました。

それを知った道教の最高神である玉皇大帝(ぎょくこうたいてい)は、
凄い法力を持った三つ目の二郎神(じろうしん)に
なんとかして太陽を1つだけ残し、残り9つは処分するようにと命じたのです。

命を受けた二郎神は天上界から地上へと降りると
ふたつの山を天秤棒で担ぎ、太陽を追いかけました。
太陽を山の下に封じ込めようというのです。
7749日もかけて、ようやっと9つの太陽を山の下に押さえつけることができました。
玉皇大帝からの命令をやり遂げたというわけです。

ところが疲れ果て足が棒のようになってしまった二郎神は
天に戻って玉皇大帝に報告する力もありません。
しかも2つの山を担いでいた天秤棒は折れてしまっています。
何を考えたのか、二郎神は最後の力を振り絞り、
折れた天秤棒と、そこにぶら下がる山をかついで
残る太陽を追いかけたのです。

しかし、さすがの二郎神も疲れには勝てず、
それまでの飛ぶような走りは、のろのろとした歩みにかわり、
途中で本当に動けなくなってしまいました。
しゃがみこんで休みをとり、
どれ、もうひと息頑張ろうと立ち上がって、山を担ごうとしたのですが、
どうにも持ち上げることができなくなってしまいました。

こうして最後の太陽は、山に抑え込まれることもなく、
現在のように空から光をはなっているというわけです。


参考:「太陽の月と星の民話」日本民話の会・外国民話研究会/三弥井書店


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太陽と月の神話181  オセットの太陽神ソスランの誕生 [太陽と月の神話]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回はコーカサス地方に住むオセット人の間に伝わっている
太陽にまつわるお話です。

この世のものとは思えないほど美しいサタナという女性がいました。
ある日、裾の短い衣類を身につけたサタナが川で洗濯をしていると
向こう岸にひとりの羊飼いの男がやってきました。
彼は対岸にいるサタナの美しさ、雪のように白い肌、
そしてむき出しになった太ももに魅了され、
心をかき乱されたあげく、
そこにあった石の上で自慰をしたのです。

それを見たサタナは、その日から日数を数えていきました。
時がたち、いよいよ”その日“を知ると
若者たちに頼んで、その石を削らせたのです。
そして最後は自らの手で石を割り、中から赤ん坊を取り出しました。

サタナはその赤ん坊を自分の子とし、ソスランと名付け、
慈しみ育てました。

ソスランは、太陽のようにまぶしい光を放つ護符を胸につけ、
敵と戦いました。
その戦いの時刻は、真昼どき。
太陽が最大の力を発揮する時間帯です。
本物の戦いでも、また遊びでの競争でも、
真昼に闘うと、どんな強敵にも勝てたソスランは、
まさに太陽神そのものだったのです。


参考:「太陽の神話と祭り」吉田敦彦著/青土社

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太陽と月の神話 第180回 月の満ち欠けと人間の運命 [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回は マレー半島のメントラ族に伝わる月のお話をご紹介します。

この世のはじめのときには人間は不死だった。
ただ、月が欠けるときには人は痩せ、満ちる時には太っていた。

そのうち死がないために、人間の数が増えすぎるのをみて、
最初の人間の男の息子が「どうしたらいいのか?」と父にたずねた。
父は「そのままにしておけ」と言ったが、
彼の弟は
「人間を子供をもつとすぐ親の木が死んでしまうバナナのように子孫を残して死なせろ」
と言った。
どちらの主張を選ぶかは地下界の王がきめることになり、
彼は弟の主張を選んだので、
人間はバナナのように死ななければならなくなったそう。


参考文献 世界神話事典  大林太良他編 角川ソフィア文庫
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