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太陽と月の神話 第186回 二月男 [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回も前回に続き、フランスのお話をご紹介します。

昔、すごく欲張りな男がいました。
儲けを増やすためなら、昼も夜も日曜も祭日もなしに働いていました。
ある日、神様がおっしゃいました。

「男よ。おまえは私の命令に背いている、過ぎたことは仕方がない。
これまでの罪は許そう。今後はもっと分別をわきまえなさい」

しかし、男は神様の忠告に従いませんでした。
次の日曜日は何ごともなく過ぎ、そのつぎの日曜も無事にすぎました。

でも、三度目はそうはいきませんでした。
茨の束を背負って、森から戻る途中、男は神様に会いました。
「おまえはまた私の命令にそむいた。罰として、おまえを閉じ込めることにしよう。
太陽と月とどちらかを選びなさい。
「太陽は燃え、月は凍えるぞ」

男は月を選びました。
そこで神様は男を茨の束もろともに月に閉じ込めました。
そのことが起こったのは二月でした。
なので、男は二月とよばれていました。

満月になると男の影と薪の束の影をみることができる。
二月男は神様が命じたときに休もうとしなかったから、
男は審判の日まで天空の月の中で回っていることになったのです。




参考文献 太陽と月と星の民話 日本民話の会・外国民話研究会編訳 三弥井書店


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